不動産売却のタイミングは、さまざまな要素から判断することができます。
今回は、あらゆる相場から、不動産売却がしやすいタイミングについて解説したいと思います。
少しでも多くの観点から、不動産売却のタイミングを探りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
相場から判断する不動産売却のタイミングについて
不動産に関するさまざまな相場が変動したときは、売却のチャンスとなる可能性があります。
特に以下のような相場の動きには、必ず注目すべきです。
・建築費の相場が上昇したとき
・新築不動産の価格相場が上昇したとき
・中古不動産の価格相場が上昇したとき
・住宅ローンの金利相場が下落したとき
建築費の相場が上昇したとき
建築費の相場は、不動産の建築需要が増加すればするほど上昇します。
また、建築費の相場が上昇したタイミングは、比較的不動産売却がしやすいと言われています。
こちらの理由は、建築費の相場が上昇することで、新築不動産、中古不動産の価格相場はともに上昇するためです。
ちなみに、こちらの現象は、不動産の需要が多い住宅街などのエリアほど顕著になるため、そのようなエリアに不動産を所有する方は、必ず覚えておくべきです。
新築不動産の価格相場が上昇したとき
新築不動産の価格相場は、中古不動産の価格相場と連動しているため、新築不動産の価格相場が上がれば、売却すべきだと言えます。
特に、新築不動産の販売が開始されるという場合は、その周辺エリアにある中古不動産が確実に比較対象となり、価格相場に大きな影響をもたらします。
中でも、自身が売却しようとする不動産と同じような規模、間取りの新築不動産、または同じ沿線の駅にある新築不動産などが与える影響はとても大きいです。
中古不動産の価格相場が上昇したとき
中古不動産の価格相場が上昇すれば、それは当然不動産売却がしやすいタイミングだと言えます。
中でも、自身が不動産を所有するエリア周辺における価格相場が上昇した場合は、大きな売却のチャンスだと言えます。
なぜなら、中古不動産の価格相場は、エリアによって差があるため、広範囲の相場はそれほど判断基準にならないからです。
住宅ローンの金利相場が下落したとき
住宅ローンの金利相場が下落したときも、不動産売却のタイミングとしては良いと言えます。
なぜかと言うと、住宅ローンの金利相場が低ければ低いほど、買い手の購買意欲が高くなるからです。
つまり、金利相場が低いときに住宅ローンを利用すれば、返済総額が比較的少なくなるため、そのタイミングを狙って住宅ローンを利用し、不動産を購入しようとする方が多くなるということです。
こちらのタイミングで不動産を売却すれば、たとえ不動産の価格相場が高い状況であっても、スムーズに売却できる可能性があります。
季節や築年数からも判断することが重要
不動産売却のタイミングは、相場だけでなく、築年数や季節などからも判断できます。
例えば、築10年の不動産であれば、買い手にとってコストパフォーマンスの良い物件となり、長期譲渡所得による売り手のメリットも最大化できます。
また、季節で言うと、多くの人が不動産購入に向けて動き出す2~3月、9月などが売却に向いています。
特に、子どもの進学先が変わるタイミングである4月直前の2月、3月は住み替え需要が大きくなるため、好条件での売却が期待できます。
まとめ
ここまで、さまざまな相場を見ながら、不動産売却のタイミングを探る方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
不動産の価格相場以外にも、世の中ではさまざまな相場が日々変動しています。
これらの動きを細かく観察し、把握することにより、スムーズに買い手が見つかったり、自身の理想に近い価格で売却できたりすることにつながります。