不動産売却は、売主だけの力で完結させることはできません。
不動産会社に依頼し、査定から引き渡しまでサポートしてもらうことが大切です。
また、優秀な担当者が付いてくれていれば、これ以上心強いことはありません。
今回は、不動産売却時に頼りになる担当者の特徴について解説します。
不動産売却時に頼りになる担当者の特徴5選
不動産売却時、以下のような特徴を持つ担当者はとても頼りになります。
・宅建士の資格がある
・対応がスピーディー
・不動産情報を把握している
・デメリットも教えてくれる
・進捗具合をこまめに報告してくれる
各項目について詳しく説明します。
宅建士の資格がある
宅建士の資格がある担当者は、不動産売却を行うにあたって非常に心強いです。
宅建士の資格を取得するには、不動産売買における専門的な知識を豊富に習得しなければいけません。
もちろん資格がないから頼りにならないとは限りませんが、なるべく有資格者に付いてもらえるよう、不動産会社に依頼することをおすすめします。
対応がスピーディー
何かと対応がスピーディーな担当者も、不動産売却ではとても頼りになります。
不動産売却は、とにかくタイミングが重要です。
そのため、売主の電話などの問い合わせにスピーディーに対応してくれる担当者であれば、売却のタイミングを逃しにくくなる可能性があります。
不動産情報を把握している
頼りになる不動産会社の担当者は、売主が売却しようとする不動産について、情報をしっかり把握しています。
不動産には、一つとして同じものがありません。
そのため、売却の戦略についても、各不動産によって変わってきます。
しっかりと担当者が不動産情報を把握することにより、適切な価格設定やターゲットの選定などが可能になります。
デメリットも教えてくれる
不動産売却におけるデメリットも包み隠さず教えてくれる担当者も、非常に頼りになる存在です。
なぜなら、デメリットを教えることは、不動産会社にとって不利益につながる可能性があるからです。
不動産会社は、不動産売買の売主や買主から手数料を受け取って利益を上げています。
そのため、デメリットを教えて不動産売買をキャンセルされると、本来得られるはずの利益が減少します。
このようなリスクも考慮した上で、デメリットを教えてくれる担当者は、きちんと売主の立場に立っていることがわかります。
進捗具合をこまめに報告してくれる
頼りになる担当者は、不動産売却における進捗具合をこまめに報告してくれます。
売主は売却活動中、常に「買い手が付かなかったらどうしよう」という不安を抱えることになります。
だからといって、毎日のように進捗具合について問い合わせるのは気が引けるでしょう。
優秀な担当者は、このような買主の心境を理解し、こまめに情報を共有してくれます。
また、報告が多いということは、売却に向けてしっかり事を進めてくれている証拠です。
担当者に不満があったらどうする?
担当者の対応に不満がある場合は、依頼した不動産会社に相談してみましょう。
場合によっては、変更などの対応してもらえる可能性があります。
また不動産会社自体に不満を持っている場合は、別の不動産会社に対し、現在の担当者について相談してみてください。
専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合、特定の一社以外と媒介契約は結べませんが、相談することは許可されています。
まとめ
不動産売却では、実績があったり、評判が良かったりする不動産会社を選ぶのが大切です。
しかし、そのような不動産会社を選んでも、も売主にとって良い担当者が付くとは限りません。
売主によって担当者に求めるレベルは異なりますし、何しろ人には相性というものがあります。
そのため担当者に不満がある場合には、遠慮せずに相談し、対応してもらうようにしましょう。