現時点では特にマイホームを手放す予定がない方も、今後の状況によっては売却を行うことが考えられます。
またそのような方の中には、不動産売却を行う理由としてどういったものが多いのかについて、気になっている方もいるでしょう。
今回は、不動産売却を行う理由をランキング形式で紹介します。
不動産売却を行う理由ランキングTOP5
不動産売却は、以下のような理由で行われるケースが多いです。
5位:離婚
4位:転勤
3位:資金の捻出
2位:ローン返済
1位:住み替え
各項目について詳しく説明します。
5位:離婚
結婚が理由の不動産売却があれば、当然離婚が理由の不動産売却もあります。
離婚の際は、預貯金や不動産などの財産分与を行います。
このとき結婚後に夫婦で築き上げた財産については、1/2に分けるのが一般的です。
しかし離婚後の不動産に夫・妻のいずれも居住しない場合、売却して現金化し、それを分配とするというケースがよく見られます。
4位:転勤
転勤により、勤務先が遠隔地になってしまったことが理由で、泣く泣くマイホームを売却するというケースもあります。
もちろん家族で居住する場合は、転勤する夫のみが単身赴任し、残った家族が所有物件に住み続けるということもあります。
ただし、最初から転勤期間が長期になるとわかっている場合は、思い切って不動産を売却し、家族で転勤先の近くに転居するというケースが多いです。
3位:資金の捻出
借金などがかさみ、どうしても資金繰りが厳しくなってしまったときに、不動産を売却して資金を捻出するというケースもあります。
具体的には、不動産を売却して返済などを済ませた後、賃貸物件などに移り住むというケースです。
しかし借金などを抱えていた過去がある方は、賃貸物件の審査に通過しにくくなる傾向にあり、不動産売却後に住まいが確保できない可能性もあります。
そのため、このような決断は慎重に行わなければいけません。
2位:ローン返済
不動産を購入する方のほとんどは、自己資金だけでなく、住宅ローンによって調達した資金もあわせて購入します。
また住宅ローンを組む際は、無理なく返済できるように融資額や金利、返済期間などを考慮しますが、必ずしも予定通り返済できるとは限りません。
例えば、返済途中で収入が少なくなったり、身体を壊したりしてしまうと、返済は苦しくなってしまいます。
団体信用生命保険などに加入していれば話は別ですが、未加入の方はこのような場合に、不動産を売却してローンを返済しようと考えることがあります。
ただし、住宅ローンが残っている不動産には抵当権が設定されているため、売却するには売却益+自己資金で残債を完済しなければいけません。
ちなみに、売却益+自己資金で残債を完済できない場合は、任意売却も視野に入れる必要があります。
1位:住み替え
不動産売却におけるもっともポピュラーな理由は、やはり住み替えです。
こちらは、特別な理由があることによるものではなく、単純に今の住居より良い家に移ることを目的としています。
住み替えの根本的な理由には、子どもが成長したり、新しい子どもが生まれたりして、家が手狭になってきたことなどが挙げられます。
またシンプルに経済的な余裕が出てきたことにより、住み替えを行うというケースも多いです。
ちなみに子どもが独立したことにより、夫婦2人で住むには広すぎるという理由で、戸建て物件からマンションに移るというケースもあります。
まとめ
現在のマイホームにしばらく住み続ける予定の方は、今後どのような理由で不動産売却をすることになるのか、なかなか想像できないかもしれません。
前もって不動産売却の理由として多いものを知っておけば、いざそのタイミングが来たときに、迷いなく行動できる可能性があります。
また売却の理由だけでなく、売却方法を多く知っておくことも重要です。