アイランドキッチンは、キッチンが独立して島のように配置されているタイプです。
ファミリー世帯などは、特にこのタイプを魅力的に感じます。
また売主は、アイランドキッチン付きの物件を売却する際、アピールするポイントを押さえておくべきです。
今回はアピールポイントとデメリットをカバーする方法を解説します。
開放感と一体感
売主がアピールすべきアイランドキッチンのメリットとしては、まず開放感や一体感が挙げられます。
アイランドキッチンは壁に面していないため、LDK全体が一体感のある空間になり、開放感を得られます。
特にLDKが広々とした住宅であれば、そのフロアは全体的に数字以上の広さを感じることになります。
またアイランドキッチンは独立していることから、どの方向からでも出入りできます。
こちらは調理から配膳、片付けまでの導線がスムーズになることにつながります。
家族とのコミュニケーションの機会が増える
家族とのコミュニケーションの機会が増えることも、売主がアピールしたいアイランドキッチンのメリットです。
アイランドキッチンは対面式のレイアウトであるため、調理をしながらLDKにいる家族とのコミュニケーションが取れます。
また周囲を回遊できるつくりになっていることから、複数人で調理しやすいという特徴もあります。
そのため、家族が一緒に調理を行い、関係を深めることができます。
アイランドキッチンのデメリットをカバーする方法
アイランドキッチンはメリットが大きいですが、買主にとってデメリットとなる部分もあります。
具体的には、散らかった印象になる点や、ニオイが拡散しやすい点です。
キッチンは友人を招くときなどにはなるべく見られたくない場所ですが、アイランドキッチンは開放感があるため、常に丸見えの状態です。
そのため、特に売主が生活している状態で内見を行う場合などは、キッチンを整理整頓しておかなければいけません。
またニオイの問題については、高性能の換気扇を設置するなどしてカバーすることが望ましいです。
特にデザイン性に優れたものを導入すれば、雰囲気を壊すことなく馴染んでくれます。
まとめ
不動産売却の際に行う内見は、ただ単に物件を見てもらう場ではありません。
便利な設備などについて購入希望者にアピールし、不動産売買の成約につなげるための場です。
もちろん、あまりにアピールが強すぎると、買主に敬遠されてしまう可能性があります。
それでも、アイランドキッチンをはじめとする設備のメリットについては、できる限り伝えることが望ましいです。