【名古屋で不動産売却】駅前の不動産を売却する際の注意点

COLUMN

駅前に不動産を所有する方の中には、売却の際多くの買い手が集まることが考えられます。
駅前は利便性が高く、そこに建つ物件の価値も高いため、今後の売却を想定した買い手に人気があります。
しかし、駅前の不動産を売却する際には、いくつか注意すべき点もあります。
今回はこちらの内容について解説します。

希望の価格で売却できない可能性がある

駅前の不動産は確かに人気が高いですが、希望の価格で売却できない可能性も高いです。
こちらは、元々の売り出し価格が高めに設定されやすいからです。

前述の通り、駅前の物件は利便性も価値も高いため、同じような間取りで駅から離れた物件に比べると、売り出し価格を高めに設定される傾向にあります。

また不動産売買では、基本的に買主からの値引き交渉が行われますが、売り出し価格が高い分大幅な値下げを求められることも多いです。
もちろん、買主の値引き交渉をすべて鵜呑みにしなければいけないわけではありませんが、場合によっては希望とはかけ離れた売却価格になってしまうことがあります。

騒音がマイナスの材料になる

駅前の不動産は、どれだけスペックが高くても、騒音がマイナスの材料になる可能性があります。

駅周辺は電車や車の騒音、人の話し声や店舗の音などが気になることがあります。
特に主要幹線道路や線路に近い物件では、24時間何らかの騒音が出ていることが考えられます。

あまりに騒音が大きい場合、物件の内見時などに購入希望者の心象を悪くし、売買が成立しない可能性もあります。
また騒音問題については売主で対策を取るのが難しいため、他のメリットを伝えて魅力を感じてもらうしかありません。

環境が変化しやすい

駅前の不動産は環境が変化しやすく、それが不動産売却に影響を及ぼすことも考えられます。

駅前は再開発が進みやすく、短期間で大幅に周辺環境が変化することがあります。
そのため、不動産を売り出したときは有利だったものの、時間が経つにつれて徐々に魅力の少ない物件になることも考えられます。

例えば、駅前の大型商業施設が閉館してしまった場合などは、以前より不便になってしまい、買い手の集まりが悪くなってしまう可能性があります。

まとめ

たとえ人気が高い駅前の不動産であっても、スムーズかつ希望通りの価格で売却できるとは限りません。
駅前には駅前のデメリットがありますし、常に売却に適した環境を維持できるとは限らないからです。
ただし駅から離れた物件より売却に有利であることは確かなため、売却戦略や売り出すタイミングなどを間違えなければ、苦戦する心配は少ないです。