【名古屋で不動産売却】不動産売買契約書の確認を怠るデメリット

COLUMN

不動産売買は口頭でも成立させることができますが、基本的には売主と買主との間で売買契約書が交わされます。
また不動産売買契約書については、ある程度チェックしただけで、細かいところまで確認しないという方が意外と多いです。
今回は、不動産売買契約書の確認を怠るデメリットについて解説します。

認識の相違によるトラブルの発生

不動産売買契約書をしっかり確認しなかった場合、売主と買主の認識の相違によるトラブルが起こりやすいです。

例えば引き渡し時期や支払い方法など、売主と買主との間で約束した内容が契約書の内容と異なる場合、スムーズな不動産売買ができなくなります。

またエアコンなどの付帯設備表に記載漏れがあると、「付いていない」と主張していたにもかかわらず、後々買主から責任を追及される可能性があります。
そのため、細かい部分まで不動産売買契約書は確認しなければいけません。

契約不適合責任を問われるリスクの増大

不動産売買契約書を確認していなかった売主は、買主から契約不適合責任を問われるリスクが高まります。

売主は、売買契約書で定められた期間内に物件の不具合が見つかった場合、買主に対して損害賠償や契約解除に応じる責任を負うことがあります。
こちらが契約不適合責任であり、ここでいう不具合には物件のシロアリ被害や雨漏りなどが該当します。

また契約不適合責任の期間については、適切な契約書で短く設定することが可能です。
しかし契約書をしっかり確認せず、こちらの作業を怠ってしまった場合、高額な損害賠償を支払わなければいけない可能性があります。

契約解除時の高額な違約金などの損失の発生

不動産売買契約書の確認を怠ると、売主は金銭的な損失を負う可能性も高まります。

不動産売買契約は、一度締結してしまうと契約解除が難しいです。
こちらは、契約内容に不備があった場合にも言えることです。

また不動産売買契約書には、違約金について記載されていることがありますが、こちらは売主の想像よりも高額に設定されていることがあります。

もちろん、違約金だけでなくその他の不必要な特約事項についても、同意してしまうと不利な条件で拘束されることが考えられます。

まとめ

不動産売買契約書は、その不動産売買におけるすべての情報が記載されていると言っても過言ではありません。
そのため、隅々まで目を通す必要があります。
また不動産売買契約は、当然売買契約書を見ながら進めていきますが、その時点で不明な点があればすぐ不動産会社などに質問しましょう。
理解できないまま契約してしまうと、取り返しのつかない事態になってしまいます。