不動産売却時には、不動産会社を始めさまざまなプロフェッショナルの手を借りることになります。
また不動産売却のトラブルを未然に防ぎ、手続きを有利に進めるためには、弁護士への依頼が必要なこともあります。
今回は、不動産売却時における弁護士を選ぶ際ポイントについて解説します。
不動産取引・売却に関する専門性と豊富な実績
弁護士の扱う分野は多岐にわたるため、不動産分野特に物件売却や共有持分の解消などの実務経験が豊富な弁護士を選ぶことが最優先です。
不動産取引は、専門的な法律知識だけでなく地域の相場や税金、登記や解体、測量といった隣接業界の知識も必要とされます。
公式サイトで“不動産トラブル”、“売却交渉”などの解決事例が多数掲載されているか、不動産業者や税理士との連携体制が整っているかを確認しましょう。
実績豊富な弁護士であれば、買い手との境界線トラブルや契約内容の不備、契約不適合責任のリスクを見抜き、売主に有利な条件での売却戦略を的確に提示してくれます。
誠実な説明と透明性
良い弁護士は、売主にとって都合の良い話だけでなく、売却に潜むリスクやデメリット、発生する費用を明確に説明してくれます。
不動産売却では、買い手との交渉難航や、売却後の不具合発覚による損害賠償請求などさまざまなリスクが伴います。
最初の相談時に、売却の成功確率や想定されるトラブル、解決までにかかる期間の見通しを、専門用語を使わずに分かりやすく教えてくれるかチェックしてください。
また着手金や成功報酬、実費などの料金体系が明瞭で、事前に書面で丁寧な見積もりを出してくれる弁護士は信頼できます。
リスクやコストが可視化されることで、最終的な売却益の予測が立てやすくなり、後々の金銭トラブルや「こんなはずではなかった」という後悔を防げます。
迅速な対応力と相性の良さ
不動産売却は時期やタイミングが成否を分けるため、レスポンスが早く、フットワークの軽い弁護士を選ぶことが大切です。
買い手からの要望や法的な問題が発生した際、対応が遅れると売却のチャンスを逃したり、相手方の不信感を招いたりします。
メールや電話の返信が原則24時間以内にあるか、進捗をこまめに共有してくれるかを確認しましょう。
また不動産売却は手続き完了まで数ヶ月~1年以上かかることもあります。
そのため、売主自身が話しやすい、本音を相談できると感じる相性の良さも不可欠です。
高圧的な態度をとらず、売主の不安や要望にじっくり耳を傾けてくれる弁護士であれば、ストレスなく並走でき、納得のいく形で不動産の売却を進めることができます。
まとめ
不動産売却において、弁護士は必ずしも必要になるとは限りません。
それでも、スムーズな不動産売却を実現したいのであれば、依頼するときに備えて適切な選び方を理解しておくべきです。
もちろん弁護士だけでなく、不動産会社や司法書士など、その他のプロフェッショナル選びについても、慎重に時間をかけて行わなければいけません。
