【名古屋で不動産売却】不動産売却の期間が長引くことのデメリット

COLUMN

不動産売却は、売却活動を初めてから実際に買い手が付くまで、3~6ヶ月程度かかるのが一般的です。

しかし、売り出し金額が高すぎたり、タイミングが悪かったりすると、こちらの期間は長引く可能性があります。

ここからは、不動産売却の期間が長引くことのデメリットについて解説したいと思います。

不動産売却の期間が長引くことのデメリット4選

なかなか不動産が売れない状態が続くことで、売主には以下のようなデメリットが生じます。

・物件のイメージが悪くなる
・売却金額が下がる
・売却活動の優先順位が下がる
・維持費がかかる

物件のイメージが悪くなる

長い間売れない不動産には、売れ残りというイメージが付いてしまいます。

特に、ネット広告などで何度も同じ物件を目にしている方には「この物件が売れないは何か問題があるからだ」と疑われる可能性が高いです。

また、売却期間が長引くと、不動産売買サイトの“新着物件”に表示されなくなるため、必然的に閲覧者の目には留まりにくくなります。

売却金額が下がる

不動産売却が長引くデメリットとしては、売却金額が下がることも挙げられます。

不動産は、1年ごとに資産価値が低下していきます。

それに伴い、金額も下がります。

そのため、長期間物件を売り出している場合、必要経費の圧迫などにより、値下げをせざるを得なくなります。

また、一度値下げを行うことにより、「また値下げされるかもしれない」と考える購入希望者に敬遠されたり、大幅な値引き交渉をされたりして、さらに売却金額は低くなる可能性があります。

売却活動の優先順位が下がる

不動産売却は、不動産会社に依頼しますが、なかなか買い手が付かない場合、売却活動の優先順位が下がるおそれがあります。

不動産会社は、不動産売買の仲介を行い、取引を成立させることによる手数料を主な収入としています。

そのため、売れそうな物件から積極的に売却活動を行うのは致し方ありません。

維持費がかかる

売れない不動産を所有し続けることにより、以下のような維持費はかかり続けます。

・固定資産税
・都市計画税
・水道代、電気代、ガス代
・保険料
・メンテナンス費用
・管理費、修繕積立金(マンションのみ) など

各種税金はもちろん、不動産の状況に応じては、保険料やメンテナンス費用なども継続して発生します。

また、不動産売却時は、物件の状態を維持するために、水道、電気、ガスは契約し続けるのが一般的であり、売却できるまでこちらの基本料金もかかり続けます。

不動産売却の期間を長引かせないためには?

冒頭でも触れたように、不動産の売却金額が相場より高いと売れにくくなってしまいます。

もし、売却期間が長引きそうだと感じたら、一度価格を見直してみましょう。

適正価格を知るには、近隣の不動産売買における成約価格をチェックしたり、レインズや不動産売買サイトの価格を確認したりといった方法が有効です。

また、不動産は引っ越しシーズンである2~3月、9~10月に売れる傾向にあります。

こちらは、入社や入学、異動によって入居の需要が高まるからであり、早期売却だけでなく、相場より高く売れることも期待できます。

逆に、夏場や年末年始など、これら以外の時期に売り出すと、予定よりも売却期間が延びてしまったり、買い手が付かないことにより、購入希望者に買い叩かれたりする可能性が高くなります。

まとめ

ここまで、不動産の売却期間が長引くことのデメリットについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

売却期間が長引くと、その不動産はイメージが悪化し、どんどん売れない悪循環に陥ります。

また、もし買い手が見つかったとしても、当初の予定とは大きく異なる売却金額になる可能性があるため、売り出し金額や時期、不動産会社などの選択、決定は慎重に行わなければいけません。