不動産を売却する際には、その物件の特徴に合わせてしっかりとメリットを伝えなければいけません。
では、坂の上にある不動産を売却する場合、どのようにして購入希望者を惹きつければ良いのでしょうか?
今回は、坂の上の不動産を売却する際のアピールポイントについて解説します。
坂の上の不動産を売却する際のアピールポイント4選
坂の上にある物件は、アクセス環境が良くないことが多かったり、高齢になると住みづらかったりといったデメリットがあります。
しかし、以下のようなメリットもあるため、売却の際は必ず購入希望者に伝えましょう。
・眺望が良い
・風通しが良い
・騒音が少ない
・水害のリスクが低い
各項目について詳しく説明します。
眺望が良い
坂の上にある不動産は、平地にある物件と比べて眺めが良いです。
なぜなら、高い位置に建築されているからです。
また、坂の上は市街地などとは違い、住宅街になっているケースが多いです。
そのため、ビルなどの高い建築物に視界を遮られることもほとんどありません。
夜の時間帯になれば、室内から夜景を楽しめる可能性もあります。
不動産を売却するのであれば、これらのポイントはしっかりアピールしていきましょう。
風通しが良い
坂の上にある物件は、風通しも良いケースが多いです。
坂の上の住宅地は、ひな壇上になっていることがあります。
ひな壇とは、ひな人形を飾る台のような階段状になった造成地で、風通しが良いのはこちらの形状が理由です。
また窓の開口部が広い物件は、さらに風通しが良くなることが期待できるため、不動産売却時にはアピールしましょう。
特に、周囲が自然に囲まれたような環境であれば、暑い季節でも比較的涼しく過ごすことができます。
騒音が少ない
騒音が少ないことのも、坂の上の不動産を売却する際にはアピールしたいポイントです。
平地の市街地、幹線道路沿いなどの立地は、常に多くの人や車が行き交っています。
そのため、話し声や走行音などが聞こえやすく、生活にも支障が出ることがあります。
一方、坂の上にある物件は、通行人も車もそれほど近くを通りません。
特に住宅の密集地であれば、近くを通るのは基本的にそのエリアに住んでいる方だけです。
水害のリスクが低い
坂の上にある物件は、水害が発生するリスクが低いです。
エリアの安全性をチェックして不動産を購入する方は多いため、こちらのポイントは忘れずに伝えなければいけません。
日本は自然災害が多い国であり、もし平地や河川沿いで地震や大雨が発生したら、津波や洪水などの水害に遭う可能性があります。
また水害が発生すると、住宅が倒壊したり、命を落としたりするリスクがあります。
しかし坂の上は河川が遠かったり、水が溜まりにくかったりするため、そこまで水害の心配をする必要はありません。
価格をリーズナブルにすることも大切
坂の上の不動産を売却する際には、なるべく周囲の物件よりも価格をリーズナブルにするのも大切です。
坂の上はいわゆる高級住宅街であるケースが多く、大規模に開発された住宅地として、人気があるエリアもよく見られます。
のため、周りの物件よりも価格が安ければ、高級住宅街というブランドに惹かれた購入希望者が集まりやすくなります。
もちろん、価格を下げすぎるのはよくありませんが、ある程度手の届きやすい価格に設定することを心掛けましょう。
まとめ
坂の上にある物件は不便なイメージが強いですが、一切メリットがないというわけではありません。
眺めや風通し、閑静な環境など、生活するにあたってのメリットは数多くあります。
また、水害による被害も受けにくいため、ゆったりとした老後を過ごしたい方などはターゲットにできるでしょう。
もちろん、売却の際には、メリットを最大限に伝えることを忘れないでください。