住み替えを行う方などは、一度購入した一戸建てを売却することもあります。
もちろん、不動産売却では誰もが失敗をしたくないと考えますが、多くの方が失敗するポイントというものが存在します。
今回は、戸建て物件の売却にありがちな失敗をいくつか紹介したいと思います。
戸建て物件の売却でよくある失敗5選
戸建て物件の売却では、以下のような失敗が起こりやすいです。
・税金が高くなる
・無駄なコストが発生する
・査定、内見時のイメージが悪くなる
・売り出し価格を高くしすぎる
・安易に不動産会社を選ぶ
各項目について詳しく説明します。
税金が高くなる
戸建て物件の売却では、思いの外税金が高くなるという失敗がよく起こります。
こちらは、売却に伴って発生する税金をしっかりシミュレーションしていないことで起こる失敗です。
戸建て物件の売却時には、登録免許税や印紙税、譲渡所得税や住民税などさまざまな税金が発生します。
これらの税金を考慮していないと、売却に成功したとしても手元に利益が残らないことがあります。
また、戸建て物件売却時の税金にはさまざまな特例があるため、これらの活用もあらかじめ視野に入れるべきです。
無駄なコストが発生する
戸建て物件の売却では、無駄なコストが発生することもあります。
こちらは、売却期間が延びてしまったときに、本来支払う必要のない費用が発生するケースを指しています。
例えば、固定資産税はその物件を所有し続ける限り、継続して支払う必要があります。
そのため売却活動がうまくいかず、売却期間が長引くと、固定資産税の負担によって経済状況が圧迫されることが考えられます。
査定、内見時のイメージが悪くなる
査定や内見時のイメージが悪くなることも、戸建て物件の売却における失敗の一つです。
不動産売却前には、不動産会社に査定価格を出してもらいますが、このとき敷地内や室内はある程度の清掃やメンテナンスをしておかなければいけません。
そうしなければ、想定よりも低い査定価格になってしまうことがあります。
また、購入希望者が物件の内見に訪れるときも、ある程度清潔感を演出しなければいけません。
「ここに住みたい」と思ってもらえなければ、なかなか成約を勝ち取るのは難しいです。
売り出し価格を高くしすぎる
戸建て物件の売却では、売り出し価格を高くしすぎるという失敗もよく起こります。
特に住み替えをする方などは、なるべく高額で売却して新居の費用に充てたいと考えるかと思いますが、売り出し価格が高すぎるとなかなか購入希望者は現れません。
また売却期間が長引いた場合、たとえ適正価格であったとしても、「何か問題がある物件に違いない」と勘繰られてしまう可能性もあります。
ちなみに売り出し価格を低くしすぎることも、いわく付き物件のようなイメージを与えてしまうため、控えるべきです。
安易に不動産会社を選ぶ
戸建て物件を売却する際は、安易に不動産会社を選んではいけません。
特に、「わからないから大手に依頼しよう」といった考え方はNGです。
確かに大手の不動産会社は、実績や知識などを豊富に有しています。
しかし、不動産会社には得意不得意があるため、大手であれば無条件で戸建て物件の売却に強いというわけではありません。
大手の中にも、マンションの売却に特化しているところなどは存在します。
そのため不動産会社を選ぶ際は実績やネームバリューだけでなく、ホームページなどで得意分野についてもチェックしましょう。
まとめ
戸建て物件の売却は、人生における大きなターニングポイントで行われることも多いです。
そのため、できる限り失敗のリスクを減らせるように、あらかじめ注意すべきポイントを押さえておくことをおすすめします。
またもし失敗してしまったとしても、複数の対策を取っていれば、売却活動の途中で軌道修正ができる可能性もあります。