不動産売却では、ターゲットをしっかり設定して売り出すことが重要です。
そうしなければ、アピールポイントを明確にできないからです。
また一戸建てについては、ファミリー世帯がターゲットになるケースが多いです。
今回は、ファミリー世帯に売却しやすい物件の特徴について解説します。
ファミリー世帯に売却しやすい物件の特徴6選
以下のような物件は、ファミリー世帯に売却しやすい特徴を兼ね備えていると言えます。
・ショッピング施設、金融機関が近い
・病院が近い
・学校が近い
・治安が良い
・駐車場がついている
・収納スペースが多い
各項目について詳しく説明します。
ショッピング施設、金融機関が近い
ショッピング施設や金融機関が近い物件は、ファミリー世帯に人気があります。
ファミリー世帯は、単身世帯などと比べて買い出しの量や頻度が多くなります。
そのため、近くのショッピング施設は必須です。
また銀行や郵便局などについても、近くにあることで便利な生活が送れます。
もし近くにショッピング施設や金融機関があるのであれば、必ずアピールしましょう。
病院が近い
病院が近い物件も、ファミリー世帯には売却しやすいです。
なぜなら、子どもが急に体調を崩したときに便利だからです。
特に小児科のクリニックや、いくつかの診療科が入っている大型病院があれば、アピールポイントとして申し分ありません。
学校が近い
ファミリー世帯に売却しやすい物件の特徴としては、学校が近いことも挙げられます。
学校が遠いと子どもの負担は大きくなりますし、何かあったとき親御さんはすぐに駆け付けられません。
また保育園や幼稚園についても、近い方が送り迎えの負担を軽減できるため、このような物件は人気が高いです。
ちなみに、通学路の安全性が高い場合も、ファミリー世帯にとっては魅力的な物件になる可能性があります。
治安が良い
ファミリー世帯は、子どもの過ごしやすさや安全を第一に考えるケースが多いです。
そのため、治安が良いエリアにある物件は売却しやすいと言えます。
具体的には、街灯が多かったり、犯罪件数が少なかったりするエリアの物件は人気があります。
また、繁華街などがそれほど近くにないこともポイントです。
ちなみに犯罪件数については、警察が発表するデータをチェックすればある程度把握できます。
駐車場がついている
ファミリー世帯に売却しやすい物件の特徴としては、駐車場がついていることも挙げられます。
ファミリー世帯の中には、自家用車を所有しているところも多く、このような世帯にとって駐車場は必須です。
また現時点で自家用車を所有していなかったとしても、ファミリー世帯は今度購入しようと考えているケースが多いです。
そのため、駐車場つきであることがマイナスイメージにつながるということは考えにくいです。
収納スペースが多い
収納スペースが豊富な物件も、ファミリー世帯には売却しやすいと言えます。
なぜなら、家族が多ければ多いほど必要な収納スペースは多くなるからです。
ファミリー世帯ではベビー用品や小さくなった洋服、おもちゃなど、子どもが成長するにつれて荷物量が多くなります。
これらの荷物をすぐに捨てることができれば良いですが、状態が良いものや思い出の品などはなかなか廃棄できません。
そのため、リビングや寝室などの収納スペースが豊富な場合は、必ずファミリー世帯にアピールすべきです。
まとめ
ファミリー世帯はその名の通り、ファミリーで住みやすい環境の物件を求めています。
そのため特に一戸建てを売却する場合には、ファミリーに好まれるポイントを探し出し、積極的にアピールしなければいけません。
もちろん適切な売却価格を設定したり、内見のときの印象を良くしたりと、一般的な不動産売却のポイントもしっかり押さえておく必要があります。