不動産を売却するためには、優れた不動産会社の担当者が必要不可欠です。
しかし初めて売却する方は、「本当にこの人に任せて大丈夫なのか?」と不安に思うこともあるでしょう。
そのような場合には、これから解説する4つの質問を担当者に投げかけてみてください。
そうすれば、本当にその方に任せても良いのかがわかります。
不動産会社の良い担当者を見極めるための質問4選
以下の4つの質問をすることにより、その担当者が信頼に足る人物なのかを見極めることができます。
・査定額に関する質問
・売り出し物件の強みに関する質問
・売却戦略に関する質問
・不動産会社の強みに関する質問
各項目について詳しく説明します。
査定額に関する質問
良い担当者かどうか見極めるには、まず提示された不動産の査定額に関する質問をしてみましょう。
査定額は、不動産会社によって微妙に異なる方法で算出されているため、売主はその内容を聞いておきたいところです。
しかし「どうしてこの金額になったのですか?」と質問したにもかかわらず、ハッキリ答えられなかったり、丁寧に対応されなかったりした場合、優れた担当者とは言えません。
逆に査定に用いたデータについて、計算式についてなど、細かく丁寧に答えてくれる担当者は、信頼できると判断して良いでしょう。
ちなみに、このときには算出された査定額が相場と大きく乖離していないかどうかもあわせてチェックしておくべきです。
売り出し物件の強みに関する質問
良い担当者かどうか見極めるためには、売主がこれから売り出す物件に関する質問も投げかけてみましょう。
具体的には、「私の売り出し物件のセールスポイントはどこですか?」という質問です。
こちらの質問に対し、詰まることなくセールスポイントを解説し、売主を納得させられるような不動産会社の担当者はとても優秀だと言えます。
強みがわかっていなければ、売り出すターゲットの層、売却戦略などは明確にできません。
逆に、誰が見てもわかるようなセールスポイントしか把握していないような答えが返ってきたときは、あまり期待しない方が良いでしょう。
売却戦略に関する質問
売却戦略に関する質問をすることでも、担当者が優秀かどうかは見極めやすくなります。
不動産会社の担当者は、あらゆる方法で物件の売買を成立させようと考えます。
例えば社内外のサイトや広告、レインズに物件を掲載したり、自社に登録している購入希望者に情報を発信したりといった方法です。
良い担当者であれば、「どのような戦略で売り出すのですか?」という質問に対し、上記のような取り組みに関することを丁寧に説明してくれます。
しかし売却活動に一貫性がなかったり、売り出し物件のセールスポイントを把握していなかったりする担当者は、売却戦略に関する質問にはハッキリ答えられません。
不動産会社の強みに関する質問
不動産会社は、どこも必ずと言って良いほど強みを持っています。
例えば「〇〇件以上の成約実績がある」「独自の不動産情報ネットワークを構築している」といったことは、大きな強みだと言えます。
また優秀な担当者は、「御社の強みはどこですか?」という質問に対し、すぐ上記のような強みを買主に伝えてくれます。
一方で、自身が所属している不動産会社の強みがわからない担当者は、当然上記の質問にうまく答えることができません。
自社の強みさえ把握していないとなると、売主は一気に依頼するのが不安になるかと思いますので、無理してその担当者を選ぶ必要はないでしょう。
まとめ
不動産売却を行うにあたって、とりあえず大手の不動産会社を選ぶという方は多いでしょう。
しかし、大手だからといって優れた担当者がついてくれるとは限りません。
逆に地域密着型の不動産会社であっても、優秀で頼りになる担当者がついてくれるケースはあります。
担当者の力量については、実際会って質問してみなければわからないため、前述したポイントは忘れないようにしてください。