資産形成に取り組む人が増えた現在、不動産投資にも大きな注目が集まっています。
不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンといわれる投資で、投資初心者でも取り組みやすいといわれています。
不動産投資には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
不動産投資のメリットについて、解説します。
不動産投資による利益
不動産投資のメリットとして、まずは利益を得やすいという点があるのですが、具体的にはどのような利益を得ることができるのでしょうか?
不動産投資で物件を購入した場合の利益には、キャピタルゲインとインカムゲインの2つがあります。
キャピタルゲインは不動産の購入額と売却額の差益で、インカムゲインは家賃収入のような継続して得ることのできる利益です。
購入したアパートなどの家賃収入を継続して得ることができれば、将来の私的年金の代わりになります。
また、投資物件を購入するために住宅ローンを利用すれば団体信用生命保険に加入することになるため、生命保険に加入するのと変わらない効果があるのです。
団体信用生命保険にはがん特約や先進医療特約、入院保障などもつけることができるため、死亡したとき以外でも保険効果を得られます。
もし、契約者がローンを残して死亡した場合は、保険会社がローンの残債を支払ってくれるため、遺族はローンを支払う必要がなくなるのです。
節税などの効果
不動産投資には節税効果もあり、不動産所得が赤字であれば給与所得などと損益通算ができ、所得税や住民税の節税になります。
建物価格を減価償却して数年間経費として計上できるため、不動産所得を始めて数年から数十年は、赤字になりやすいのです。
また、日本では年々インフレが進んでいて物価が上昇しつつあるため、同じ収入を得ていても生活は苦しくなっていきます。
不動産収入はインフレ時に耐久力が高く、いざというときは売却するという手段も取れるため、インフレが起こったときも安心です。
不動産投資には、単なる投資の利益以外にも様々なメリットがあるため、投資を今から始めたいという人にも向いている方法といえます。
まとめ
不動産投資はリスクとリターンがほどほどなので、大きな利益を狙うこともできれば安定した利益を上げていくこともできる投資です。
メリットとしては、将来の私的年金の代わりにしたり、生命保険の代わりに団体信用生命保険に加入したりすることができるという点があります。
また、不動産投資にかかる建物価格を減価償却することで、不動産赤字を損益通算して節税する効果もあるため、安心して投資できるでしょう。