【名古屋で不動産売却】目的によって異なる不動産売却のポイント

COLUMN

個人の不動産売却は、さまざまな目的で行われます。

単純に現金を手に入れることが目的の場合もあれば、買い換えや借金の返済などが目的のケースもあります。

またこれらの目的の違いにより、不動産売却のポイントは変わってきます。

今回はどのようにポイントが変わってくるのかについて解説します。

現金を手に入れることが目的の不動産売却におけるポイント

私生活においてまとまった現金が必要になった方は、持ち家を売却して現金を取得し、賃貸物件などに移り住むケースがあります。

このような目的の不動産売却では、不動産会社による買い取りがおすすめです。

買い取りは、第三者の買い手を探して売却する方法ではなく、不動産会社にそのまま物件を買い取ってもらうという方法です。

最初から買い手が決まっているため、スピーディーな売却が実現でき、すぐに現金化をしたい方にはもってこいの方法です。

ただし、買い取りの場合は仲介取引よりも売買格が下がる傾向にあります。

買い換えが目的の不動産売却におけるポイント

建物が古くなってきたことや、子どもが独立して家が手狭になったことなどを理由に、現在住んでいる不動産を売却する方がいます。

買い換えのケースでは、買い先行にするか、売り先行にするかが重要なポイントです。

買い先行は先に新居を購入してから、不動産を売却する方法です。

引っ越しが一度で済む上に、空き家の状態で売却できるため買い手が見つかりやすいですが、経済的なゆとりがなければこちらは選択しづらいです。

また売り先行は、先に不動産を売却する方法です。

売却代金を新居の購入費に充てることができるため、資金の負担は軽いですが、売却と購入のタイミングを合わせるのが難しいというデメリットがあります。

借金の返済が目的の不動産売却におけるポイント

不動産を売却し、借金を返済したいという方は、まず売却価格とローンの残債額を確認しましょう。

例えば売却価格が2,000万円でも、借金が2,500万円の場合、買い手が見つかっても借金を完済できません。

また不動産売却では、売却益をそのまま丸ごと取得できるわけではありません。

差し引かれる諸経費や税金などを考慮した上で、借金を返済できるだけの売却益を得られるようにするのがポイントです。

まとめ

不動産を売却するという目的は同じでも、それを何のために行うのかによって、押さえるべきポイントには違いが生まれます。

またすべての不動産売却に共通して言えることは、売り急いでも良いことはないということです。

適切な不動産会社の選定、売却価格の設定、売り出すタイミングの決定などを行わなければ、売れ残ってしまう可能性が高いです。