買主が住宅ローンを利用する場合、先に不動産売買契約を結んだ後、本審査を申し込むという流れが一般的です。
しかし、買主が審査に通らなかった場合、売主は一度まとまった契約を白紙に戻されてしまいます。
今回は、このようなことがないために、売主が知っておくべき住宅ローンの審査に落ちやすい買主の特徴を解説します。
高齢
不動産の買主が高齢である場合、住宅ローンの審査に落ちる可能性が高いため、売主は注意すべきです。
こちらは、完済時の年齢が審査に大きく影響することが理由です。
住宅ローンの返済期間は、35年もしくは40年で設定されています。
そのため、借入時の年齢が高ければ高いほど、完済時の年齢も高くなります。
また住宅ローンを提供する金融機関等は、返済期間中に借主が死亡するなどして、返済が滞るリスクをなるべく避けたいと考えます。
そのため、高齢の方は審査に通過しにくく、不動産売買も白紙になる可能性が高いです。
健康状態に不安がある
たとえ高齢でなかったとしても、健康状態に不安がある買主は、住宅ローンの審査に落ちやすくなります。
なぜなら、審査では健康状態も重視されるからです。
「この病気だと絶対に審査に落ちる」というものはありませんが、心臓疾患や脳疾患などに過去3年以内にかかっているケースなどは、審査で不利になりやすいです。
ただし完治してから長い期間が経過し、現在は健康であったり、投薬を受けたりすることで健康な状態を保っている場合、問題ないと判断される可能性が高まります。
そのため、買主の健康状態に関しては事前に質問しておいた方が良いでしょう。
個人事業主
個人事業主の買主も、住宅ローンの審査に通過しにくいケースが多いです。
会社員や公務員などに比べて、個人事業主は収入が不安定と見なされやすいです。
また所得が低く見える可能性もあるため、返済能力がないと判断され、審査に落ちてしまうことがあります。
もちろん確定申告書や決算書類など、過去の収入実績を証明できる書類を不足なく提出できる買主は、十分住宅ローンを利用できる可能性があります。
一方、資金はあるものの収入は少ないという個人事業主が買主の場合、売主は不動産売買契約が解除になることも想定しておくべきです。
まとめ
売主にとって、一度決定した不動産売却が中止になってしまうというのは、非常にダメージが大きいことです。
また一から買主を探し、内見や交渉などを行うことを考えると、かなり売却時期は延びてしまうことが考えられます。
もちろん、どのような買主が相手でもキャンセルのリスクはありますが、売主はなるべくそのリスクを減らすための工夫をしなければいけません。