【名古屋で不動産売却】梅雨の時期に不動産売却の内見を行うデメリット

COLUMN

一般的に、5月末~7月初旬・中旬にかけては梅雨の時期です。
本州では、6月中旬・下旬頃に梅雨入りするケースが多いです。
また梅雨の時期は雨や曇りの日が多くなり、不動産売却に伴う内見にも少なからず影響を及ぼします。
今回は、梅雨の時期に不動産売却の内見を行うデメリットについて解説します。

内見希望者の減少

梅雨の時期は基本的に悪天候の日が多いため、そもそも内見希望者があまり集まりません。
そのため、不動産売却の内見を実施する時期としては適していないと言えます。

例えば一日中雨が降り続く場合、内見希望者は少なからず濡れることになりますし、傘やレインコートなど準備するものも多くなります。
わざわざこのような時期に内見を希望する方は、よほどその物件が気になっているか、早く物件を購入したい方しかいません。

このようにターゲットを限定してしまうため、内見はなるべく晴れた日に開催するのが望ましいです。

もちろん、売主も雨の影響を軽減するために、早めに内見の準備をするなどの手間がかかります。

物件のチェックがしにくい

梅雨の時期は雨が降っていることが多いため、買主はその物件のチェックがしにくいです。

例えば、窓からの景色や建物の外観は見えにくくなりますし、日当たりについてもほとんどわからないケースが多いです。
雨が降ったときのベランダの水捌け具合などは確認できますが、部屋も薄暗くて見にくく、買主の心象はあまり良くならない可能性が高いです。

また売主にとっても、眺望や庭のキレイさなどをアピールしたい場合、うまく買主に伝えられないことが考えられます。

売買価格の低下

雨の日が続く梅雨時期に内見を行うことは、不動産の売買価格の低下につながる可能性もあります。

前述の通り、梅雨時期は内見希望者があまり集まらず、なおかつその物件の強みをうまくアピールできません。
そのため、少ない内見希望者を相手に、強みが少ない状態で売買の交渉をしなければいけないケースが多いです。

他に購入希望者があまりいないとなれば、買主は強気な価格交渉ができますし、特に強みがない場合はさらに売買価格を値切られることも考えられます。
その結果、相場と比べてかなり低い価格での売却になるおそれがあります。

まとめ

不動産売却をスムーズに行うにあたっては、その物件の状態だけでなく、タイミングも意識する必要があります。
例えば2~3月頃は、新生活を始めようとする買主が多く市場に現れますが、梅雨時期はお世辞にも売買が活発な時期とは言えません。
そのため、少しでも良い条件で売買を成立させたい方は、内見希望者が集まりやすい時期を狙うべきです。