これから不動産売却を行おうとする方の中には、納戸が備わっている物件を所有する方もいるかと思います。
納戸は簡単にいうと窓がない部屋であり、こちらのメリットをアピールすることでスムーズな売却を実現しやすくなります。
今回は、納戸がある物件のアピールポイントを解説します。
収納力が高い
納戸のある物件を売却する場合、収納力の高さは必ずアピールしなければいけません。
納戸は窓がついていないため、普段過ごす部屋としてはそれほど適していません。
一方で季節外の家電製品や来客用の布団、アウトドアグッズなど、かさばるものをまとめて収納できます。
また納戸に普段あまり使わないものを集約することにより、リビングや他の部屋が散らからず、居住空間を広々と使えるようになることもメリットです。
多様な活用方法
納戸は物置としてだけでなく、他にもさまざまな活用方法があります。
不動産売却を行うのであれば、こちらの点もぜひアピールしたいところです。
例えば納戸に衣類やバッグ、靴などを収納すれば、ウォークインクローゼットとして活用できます。
ウォークインクローゼットは中に入って衣類などを選べるため、洋服やファッションアイテムを多く持っている方は魅力を感じてくれます。
また集中できるスペースとして、デスクを置いて書斎にしたり、コレクションを飾る趣味の部屋にしたりすることも可能です。
納戸には窓がないものの、エアコンなどを設置すれば十分これらの用途でも利用できます。
さらに納戸がキッチンの近くにある場合は、食品や日用品のストックを保管するパントリーとしても活用できます。
収納物の保護
納戸は単にものを多く収納できるだけでなく、それらの収納物の保護にも優れているため、不動産売却時にはそのメリットを買主に伝えるべきです。
納戸は建築基準法上の居室に該当しないため、窓がないまたは小さいことが多いですが、これは直射日光が当たりにくいという特徴につながります。
そのため、日焼けや変色しやすい大切な衣類、思い出の品、書類などの保管に適しています。
特にファミリー世帯はこのような大事に保管したいものが多くなるため、メリットを感じてくれるでしょう。
まとめ
不動産売却をする際は、まず自身の物件の特徴について理解しなければいけません。
そうしなければ、どのような層に需要があるのか、アピールすべき点は何なのかを把握できないからです。
また納戸以外にもアピールポイントがある場合は、くどくない程度にそのポイントを最大限に押し出し、買主に魅力を感じてもらえるようにしましょう。